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【徹底解説】アラスカ フェアバンクスでオーロラ鑑賞!個人旅行で絶景体験するための完全ガイド

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人生で一度はオーロラを見てみたいと思いませんか。私はずっとその思いがありました。でも極寒の中、オーロラを待ったのに見れない、という可能性があるので、なかなか踏み出せずにいました。しかし夏でも地域によってはオーロラを見られるのです。今回は8月末にアメリカのアラスカでオーロラ観測をした経験をご紹介します。

そもそもオーロラとは?

磁場の影響によるもので「オーロラベルト」と呼ばれ、緯度60~70度付近で観測可能
  1. 太陽風の発生
    太陽からは常にプラズマと呼ばれる荷電粒子(電子や陽子)が放出されています。この粒子の流れを「太陽風」と呼びます。
  2. 地球の磁場との相互作用
    太陽風の粒子が地球に到達すると、地球を取り巻く磁場(磁気圏)に影響を与えます。地球の磁場は太陽風の粒子を北極と南極の磁極付近に集中させる働きをします。
  3. 大気との衝突
    北極や南極付近で、太陽風の粒子が地球の大気中の酸素や窒素と衝突します。この衝突によりエネルギーが放出され、そのエネルギーが光として放たれます。これがオーロラとなって夜空に輝くのです。

オーロラベストシーズン&夏でもオーロラが見られる場所

オーロラといえば、ノルウェー、フィンランド、カナダなどの都市を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。オーロラベルトに当たる地域であれば、どこでも、夏でもオーロラが観測できます。今回訪れたアメリカのアラスカはオーロラが見られる場所です。夏といっても8月末からです。カナダのイエローナイフは、8月中旬から見られるようなので、もし8月に行くようならイエローナイフのほうが見られる確率は高くなります。北欧地方は9月頃から観測可能なようです。
アラスカのオーロラベストシーズンは9月から3月です。特に12月から2月は夜が長く、観賞に最適と言われています。もちろん冬のほうが空が澄んでいて、キレイに見られるでしょう。でも、とにかく1回見てみたい!という私のような方には夏に見るのをおすすめします。
どの地域を選ぶにしろ、緯度が高い地域では、冬でなくても見られる時期があるのです。

必要日数

オーロラ観賞を目的にした旅行では、最低3日間の滞在が推奨されています。オーロラは自然現象のため、天候や太陽活動の影響を受けます。数日間の滞在があれば、天気の悪い日でも別の日に見られる可能性が高まります。今回訪れたフェアバンクスのオーロラ観賞スポットでは、3泊以上すれば90%以上の確率でオーロラを観賞できるとされています。どうしても日数の確保が難しいですよね。私は4日目にようやく見ることができました。5日間あれば、確率はぐんと上がると思います。オーロラベルトが滞在中の空が晴れているかどうかも重要な要素です。

費用

航空券、宿泊費を含めて今回は1人50万円程でした。季節やツアー代によって変動しますが目安にしてください。航空券は早割で買うとよいので、早めの旅行計画を立てましょう。

オーロラ観測に必要な準備

持っていくべきもの
  • ダウンジャケット
  • 手袋
  • ネックウォーマー
  • オーロラアプリ
  • カメラ
  • カイロ
あったら便利
  • その他防寒グッズ
  • バッテリー
  • 暇つぶしグッズ
  • レジャーシートや簡易椅子
  • ホットドリンク

詳しくはこちらの記事に記載しています。

オーロラ鑑賞時の注意

夏でも寒かったので、防寒具の着用は必須です。万が一に備えた予備の食料、水、暖を取れる手段を準備するのもよいでしょう。観測場所にも寄りますが、夜間に野生動物に出会う可能性があるため、ライトやホイッスルも持参すると安心です。私は、ホテルからすぐの場所を観測に選んだので、そこまでの準備はしませんでした。ホテル付近は観測に便利です。

おすすめカメラ設定

オーロラの撮影には一眼レフカメラが理想的ですが、スマホでも撮影可能です。ISO感度を高く設定し、シャッタースピードを長めにすることで美しいオーロラが撮影できます。三脚やリモコンシャッターもあると手ブレを防げます。

おすすめ宿泊施設

オーロラ観測のためには、街の光害を避けた郊外の宿泊施設がベストです。観賞専用スペースやアラートサービスがある施設を選ぶと、さらによいです。
今回はアラスカ、フェアバンクスの「チナホテル」に滞在しました。観測できるように広い場所があります。ホテルより高い場所まで連れていってくれるツアーもありました。利用しても絶対見られるわけではないこと、移動時間が割と長いこと、小さい子供連れだったことを考慮し、利用しませんでした。上に行ったほうが、よりキレイに見られるはずです。

アラスカフェアバンクスへのアクセス

日本からアラスカへの直行便は少ないため、シアトルやバンクーバーなどを経由するのが一般的です。フェアバンクスやアンカレッジ行きの国内線を利用することで、主要な観賞スポットにアクセスできます。航空券は早めに手配しましょう。

夏に行くメリット、デメリット

極寒の中、待つ必要がない!夏に行くメリットはこれだけです。冬に行けば澄んだ空で鑑賞できますし、オーロラ観賞以外にも、犬ぞりやスノーモービル体験、氷河観光など、冬ならではのアクティビティを体験できます。でも寒いのはやっぱり耐えられない…。夏でも日本の冬になった頃くらいの気温です。個人的には「これ以上寒かったらオーロラを待てない」と思いました。私みたいな人は夏に行くことをおすすめします。

【ツアーと比較】個人手配のメリット、デメリット

ツアーを利用することで効率的な観賞が期待できます。ガイドが説明してくれるものもありますが、英語です…。防寒グッズを貸してくれるものもあるので、荷物が少なくて済みます。
ツアーに比べて個人旅行は、とにかく安い。自由に計画する楽しさも魅力です。しかし個人で行く場合は全て自分で手配しなければならないので、相当手間です。
大変だけれど、結果的にオーロラが見られ、自由に過ごせたのがよかったです。

個人手配の手順

以下、私が行った大まかな手順です
  1. 時期の決定
  2. パスポート、航空券の手配
    日本からフェアバンクスまでは直行便がありません。シアトルやバンクーバーを経由してフェアバンクスへ向かいます。東京(成田)→シアトル→フェアバンクスのルートで行きました。
  3. 宿泊施設の予約
    オーロラ観賞に適したホテルを選びます。オーロラアラートサービスがあるホテルや、郊外で光の影響が少ないロッジが理想です。長期滞在を考えて、設備や立地を比較し予約をしましょう。
  4. フライトの予約:オンラインの旅行予約サイトや航空会社の公式サイトから、希望の日程の航空券を早めに手配。
  5. 現地の移動手段の準備:フェアバンクス周辺や郊外のオーロラスポットに行くためにレンタカーが便利ですが、国際運転免許証が必要です。私はUberを利用したので、Uberのアプリが必要でした。またホテルから空港へのバスの予約をしました。
  6. 装備と準備物の用意
    防寒着を用意しようとしましたが、夏なので冬物が売っていません。ユニクロさんはとても早くウルトラライトダウンを販売してくれていたので、助かりました。特に衣服は計画的に荷物を準備する必要があります。
    Wi-Fiはアラスカも繋がるものを借りました。結果的にフェアバンクス空港付近しか繋がりませんでした。ホテルではホテルのフリーWi-Fiを利用しました。
  7. 後は行くだけ
    フェアバンクス到着後は、天候を確認しながら夜間のオーロラ観賞に備えます。現地ではゆっくり待つ時間が必要ですが、自然現象のため忍耐力が求められます。

夏でも見られる!行ってよかったので、ぜひ!

フェアバンクスでのオーロラ観賞は、まさに言葉にできない感動体験でした。「オーロラを見てみたい」という夢が叶い、本当に行ってよかったと思っています。夜空に広がる暗闇の中、突然、淡い光が現れた瞬間は息を呑むほど美しく、次第にその光が緑や紫に変わり、空を舞うように揺れ動きました。どんどん動くので、少し怖いと感じる程です。見ている間は寒さも忘れて、神秘的な光景に自然の偉大さを感じずにはいられません。フェアバンクスは、晴天率が高くオーロラが見やすいことで有名です。3泊以上の滞在で高確率で観賞できると言われ、多くの方が3日間で観測できているようです。大自然の中で、ただ静かに空を見上げる瞬間は、一生の思い出になること間違いなし。是非、1度オーロラ鑑賞をしてみてください。

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