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【トランジットならビザ免除】中国本土に行くには観光ビザが必要

海外
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 住んでいる民族が多い中国。文化、歴史、自然など魅力に溢れる土地です。一度は行ってみたいと思いませんか。私は行ってみたいと思いつつ、何だか不安で中国旅行に一歩踏み出せなかったのですが、今回は上海へ行くことを決意。しかし中国を訪れるには観光ビザが必要なのです。トランジットで中国を訪れる場合は、トランジットビザ免除という制度があり、入国の際に手続きをすれば観光ビザがなくても入国できます。

 この記事ではトランジットでビザを免除してもらう手順を紹介します。私が今回利用したのは中国上海、浦東国際空港です。日本→中国→台湾と旅行する予定で、トランジットビザ免除の制度を利用しました。

中国観光ビザの取得方法

 2024年現在、中国への入国は一律査証の取得が必須です。以前は必要ありませんでしたが、15日以内の滞在でもビザを取得しなくてはいけません。中国観光ビザを取得する方法は以下の通りです。

  1. 航空券とホテルの予約をする
  2. オンラインでビザ申請資料を入力し、写真をアップロードする
  3. ビザ申請センターまたは大使館で申請を行い、料金を支払う
  4. ビザの受け取りをする

【必要なもの】

  • パスポート原本とコピー
  • ビザ申請表(オンラインで入力してプリントアウトしたもの)
  • 写真(白い背景の正面カラー写真)
  • 航空券とホテルの予約確認書

 ビザ申請センターは、東京、名古屋、大阪にあります。 通常4営業日で発行してくれるそうです。申請して、取りに行くことを考えると3都市の方はよいですが、そうでない方は大変ですよね。旅行会社が代行をやっているようなので調べてみるのも手です。

トランジットビザを知る

 中国観光ビザの取得について書きましたが、私は実際、旅行ギリギリに観光ビザがいることを知ったんです…。早めの準備が大切ですね…。

 なんと偶然申請センターが職場に近いというありがたい状態で、何も準備せずに行ってみました。そこでビザ申請表が必要なこと、割と混んでいることを知ったのです…。

 焦っていろいろ調べてみると、トランジットで中国を訪れるなら観光ビザは必要ないという情報を発見。再度申請センターで聞いてみると、申請センターでは「わからない」という回答。

 ちなみにその日わかったことは、中国は観光ビザの取得を必須にしたら、旅行者が少なくなってしまったらしく、2024年12月まではビザ取得費用を25%値下げするそうです。通常は4500円、緊急申請で6750円、特急申請で9000円です。高い!しかも期間は3ヶ月程だったような。

トランジットビザ免除の申請

 それでは、トランジットビザ免除で日本から上海、台湾へ旅行した時の流れを紹介します。結論、事前に特別な手続きをすることはありません。中国情報は少なく、ドキドキしながら入国しましたが、入国できます。心配な気持ちになりますよね。でもちゃんとした制度なので不安に思う必要はありません。大丈夫です。

トランジットの前提条件:第三国に行かないとだめ

 まずはビザ免除となる条件を確認しましょう。「中国を通って、どこかに行くよ。だから通してね。」という感じなので、次に行く場所が決まっていないと免除の条件になりません。出発地と異なる国でなければだめです。

「日本→中国→韓国」なら中国を通って三つ目の国に行っているので免除の申請ができます。

「日本(成田空港)→中国→日本(関西空港)」だと出発地と到着地の都市は異なりますが、どちらも同じ日本なので、免除の条件に当てはまりません。

 日本から中国を通って違う国に行く。という条件に当てはまる場合は大丈夫です。54カ国が対象国としてあるので、行く国が対象か確認しましょう。ただし、香港・台湾・マカオは特別地区として第三国の枠に当てはまります。

 トランジットビザ免除の制度を使うなら、「A国→中国→B国」となるように計画しましょう。

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トランジットビザ免除

  • チェックイン時にトランジットビザ免除を申請したいと伝える
  • 空港会社が手続きしてくれる
  • 到着したら入国の際、外国人出入境カードに記入して24/144と上に書いてあるレーンに向かう
  • 144時間入国許可証を申請
  • 荷物受け取り、税関通過
  • 空港を出発

トランジット用のレーンに並べば問題なし(浦東国際空港)

 私は始め、普通に入国するレーンに並んでしまって、「トランジットはあっち」と端のレーンに誘導されました。私が行ったときはトランジット用レーンは一番奥(レーン左側)でした。上の看板に「24/144」と書いてあるので見落とさないように注意が必要です。

 臨時入国カードを書きましょう。端には机と椅子、カードが大量にあって、ゆっくり記入できます。

空港職員は旅行者が「どこから来て、どこに行くのか」を確認したいのです。中国の後、どこに行くのかがわかるものを見せれば大丈夫でした。パスポートと航空券、滞在するホテルの宿泊期間が分かるものを携帯の画面か印刷して持っていくかするとよいです。レーンの進みは遅く、だいぶ時間がかかりました。時間にも余裕をもっておきましょう。

トランジットビザ免除の注意点

 中国に入国しているので、中国の法律や規定を守らなければなりません。どこに移動してもよいわけではなく、利用した空港によって動ける範囲や時間が決まっています。利用した空港の制限を確認しましょう。

まとめ

 中国へは観光ビザが必要です。しかし中国を経由して次の国に行く場合には、トランジットビザ免除の制度が誰でも使えます。実際に入国できたので、本当に入国できるのかドキドキしなくて大丈夫です。中国側も観光してほしくて制度があるので、中国を経由する場合は、ありがたく利用して中国を楽しみましょう。

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